東京23区の中心を円形に走っている東京メインの路線である山手線ですが、そんな山手線には疑問が沢山あります。
例えば、一周丸く繋がっているため、一体始発と終点の駅はどこなのか?一度も改札を出ずに一周周ったら料金は一体いくらになるのか?上り下りではなくて、内回り外回りとはなにか?など、このような疑問を持つ方も多くいらっしゃるそうです。
山手線は、他の路線よりも特殊な線なので、気になるところですよね。そこで、これらの疑問を今回は解説していきたいと思います!
山手線の始発駅と終点駅はどこ?
山手線は円を描くように一周していますのでどこからが始発駅で、どこで終点として区切っているのか気になるところではありますが、実際には始点駅は品川駅で、終点駅は田端駅だそうです。
始点と終点の駅が違うってどうゆうことと、二つ目の疑問が出てきますが、これにはきちんと理由があります。
田端から東京を結ぶ東北本線、品川ー品川を結ぶ東海道本線の車庫があり、山手線で走る多くの列車の車庫があるので、この2つの駅地点を始発終点駅としているのです。
山手線を一周周ったら料金は一体いくらになる?
山手線は一駅区間130円ですが、もし一周してしまった場合料金はいくらになるのでしょうか?
例えば、乗車駅を東京から乗ったとして、上野、新宿、品川、神田まで遠回りして乗車した場合の時などです。
JRが公式に発表している情報によると、JR普通旅客運賃の計算方法としては、乗車駅と降車駅の最短距離での運賃が適用され、計算されます。
そのため、本来であれば480円のところを、一駅区間として130円で山手線は一周することが可能なのです。
このような乗り方を大回り乗車といいますが、電車に乗ることが趣味な、乗り鉄と呼ばれる方には人気の電車の楽しみ方なのだそうです。電車に乗ること自体が好きな方や、時間に余裕がある方におすすめな楽しみ方ですね!
山手線の内回り・外回りとは?
一般的に電車の進行方向を表す向きとして、東京駅に近づく上り線と、地方側に向かう下り線という言い方があります。しかし、山手線の場合は円ですので、上り下りとは言わず、内回り外回りと言われます。
そこでどちらの向きが山手線の内回りで、どちらが外回りなのでしょうか?
路線図を見ながら解説しますと、東京から品川方向の時計回りを外回り、東京から上野方向の反時計回りを内回りとしています。
山手線は円をぐるぐると回る環状線なので、このように呼ばれるのですが、どちらが外回りだったっけ?と忘れずに覚える方法があります。
それは、電車も車が通る道路と同じ法則だと考えることです。
日本の道路では、車は左側通行ですよね。それと同じように、東京駅から品川方向に向かう際は、線路の外の左側を運行するので外回りとなります。
反対に、東京から上野方向は左側通行とすると円の内側となりますので、内回りとなります。
これを図にして頭の中で覚えておくと、すぐにどちらが外回りで、どちらが内回りかが瞬時に分かりますね!