電車で行ける関東の楽しいところ完全ガイド
「今度の休みはどこか楽しいところに行きたいな」と思い立ったとき、車がなくても大丈夫です。関東エリアには、電車だけで気軽にアクセスできる魅力的なスポットが驚くほどたくさんあります。
駅から歩いて行ける絶景スポット、歴史情緒あふれる街並み、家族で一日中遊べるテーマパーク。個人的にさまざまなスポットを巡ってきた経験から言えるのは、「電車旅だからこそ楽しめる発見がある」ということです。車窓の景色を眺めながら移動する時間そのものが、旅の楽しさの一部になります。
この記事では、東京を起点に電車で日帰りできる関東近郊の楽しいスポットを、ジャンル別に厳選してご紹介します。アクセス情報や見どころ、おすすめの季節まで詳しくまとめていますので、次のお出かけ計画にぜひ活用してください。
この記事で学べること
- 関東エリアで電車だけで行ける日帰りスポットを20か所以上網羅
- 歴史・自然・体験・グルメの4ジャンルから目的に合った行き先が見つかる
- 各スポットの最寄駅・徒歩時間・ベストシーズンまで具体的にわかる
- 家族・カップル・女子旅などシーン別のおすすめ組み合わせプランも紹介
- 乗り換えなしや駅直結など「アクセスの楽さ」で選べるスポットがわかる
歴史と文化を感じる電車旅スポット
関東には、電車を降りた瞬間からタイムスリップしたような気分になれる歴史的な街がいくつもあります。古い街並みを歩きながら、日本の伝統文化に触れる一日は格別です。
鎌倉(神奈川県)
関東で「電車で行ける楽しいところ」と聞いて、まず思い浮かぶのが鎌倉ではないでしょうか。鎌倉大仏で知られる高徳院をはじめ、鶴岡八幡宮、長谷寺、報国寺の竹林など、見どころが徒歩圏内に集中しているのが大きな魅力です。小町通りでは食べ歩きも楽しめますし、江ノ電に乗って海沿いの景色を眺めるのも最高の体験です。個人的には、平日の朝早い時間帯に訪れると、観光客が少なくゆったり散策できるのでおすすめです。
大仏・寺社・食べ歩きが徒歩圏内に凝縮
歴史・文化・グルメの複合スポット
JR横須賀線「鎌倉駅」下車すぐ
¥2,000〜5,000(拝観料・食事含む)
半日〜1日
カップル・女子旅・家族
紫陽花の6月と紅葉の11〜12月が特に美しい季節です
鎌倉をもっと深く楽しみたい方は、鎌倉観光モデルコースも参考にしてみてください。効率よく回れるルートをまとめています。
佐原(千葉県)
「北総の小江戸」と呼ばれる佐原は、小野川沿いに江戸時代の商家が立ち並ぶ風情ある街です。重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、実際に歩くと、まるで時代劇のセットの中にいるような感覚になります。伊能忠敬の旧宅や記念館もあり、歴史好きにはたまらないスポットです。川沿いのカフェで一息つきながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
江戸の街並みがそのまま残る「北総の小江戸」
歴史的町並み散策スポット
JR成田線「佐原駅」から徒歩約10分
¥1,000〜3,000
半日程度
歴史好き・写真好き・大人の一人旅
7月の佐原の大祭は関東三大祭りの一つで特に見応えがあります
栃木市(栃木県)
「蔵の街」として知られる栃木市は、巴波川(うずまがわ)沿いに白壁の蔵が連なる美しい景観が特徴です。川舟に乗って街並みを眺める「蔵の街遊覧船」は、ここでしかできない体験。佐原と比べると観光客が少なめで、のんびりと散策を楽しめるのが魅力です。栃木駅からの徒歩圏内にコンパクトにまとまっているので、半日でも十分に楽しめます。
川舟遊覧で楽しむ白壁の蔵の街
穴場の歴史的町並みスポット
JR両毛線・東武日光線「栃木駅」から徒歩約15分
¥1,000〜3,000(遊覧船含む)
2〜4時間
穴場好き・のんびり派・カップル
春の桜と秋の紅葉シーズンは川沿いの景色が格別です
横浜みなとみらい(神奈川県)
歴史と近代が融合する横浜みなとみらいは、赤レンガ倉庫やランドマークタワー、カップヌードルミュージアムなど、一日では回りきれないほどの楽しみが詰まっています。夜景の美しさは関東随一で、大さん橋からの眺めは息をのむほどです。横浜中華街も徒歩圏内なので、食べ歩きと組み合わせた一日プランが組みやすいのもポイントです。
歴史と近代が融合するウォーターフロント
都市型観光の定番スポット
みなとみらい線「みなとみらい駅」直結
¥3,000〜8,000(施設入場・食事含む)
半日〜1日
デート・家族・女子旅・一人旅
夕方から訪れて夜景まで楽しむプランが特におすすめです
自然と絶景を楽しむ電車旅スポット

都心の喧騒を離れて、緑や海に癒されたい。そんな気分のときに電車だけでアクセスできる自然スポットは、想像以上に充実しています。
高尾山(東京都)
東京都内にありながら、本格的な山歩きが楽しめる高尾山。ミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得したことでも知られ、国内外から多くの登山者が訪れます。ケーブルカーやリフトを使えば、登山初心者や小さなお子さん連れでも山頂まで行けるのが嬉しいポイントです。山頂からの富士山の眺望は、晴れた日には本当に感動的です。登山コースは全部で6つあり、体力に合わせて選べます。
ミシュラン三つ星の都内最強ハイキングスポット
登山・自然体験スポット
京王線「高尾山口駅」から徒歩5分でケーブルカー乗り場
¥1,000〜2,000(ケーブルカー往復含む)
3〜5時間
家族・初心者・一人旅・健康志向
11月中旬〜12月上旬の紅葉シーズンは圧巻ですが混雑覚悟で
江の島(神奈川県)
湘南の海に浮かぶ江の島は、展望灯台「江の島シーキャンドル」からの360度パノラマビューが最大の見どころです。岩屋洞窟の探検、しらす丼の食べ歩き、サムエル・コッキング苑の散策など、小さな島の中に驚くほど多彩な楽しみが詰まっています。夕暮れ時の富士山シルエットは、一度見たら忘れられない絶景です。
海・展望・洞窟・グルメが凝縮された島
海辺の自然・観光複合スポット
小田急線「片瀬江ノ島駅」から徒歩約10分
¥2,000〜5,000
半日〜1日
カップル・女子旅・家族
冬のイルミネーションシーズンは夏とは違った幻想的な雰囲気に
あしかがフラワーパーク(栃木県)
CNNの「世界の夢の旅行先10か所」に選ばれたこともある、関東を代表する花のテーマパークです。特に4月中旬〜5月中旬の大藤棚は圧巻で、紫のカーテンのように垂れ下がる藤の花は、写真では伝えきれないスケール感があります。冬の「光の花の庭」イルミネーションも、関東三大イルミネーションの一つに数えられるほどの美しさです。「八つの花の季節」をテーマに、年間を通じて四季折々の花が楽しめます。
世界が認めた大藤棚と四季の花々
花のテーマパーク
JR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」から徒歩3分
¥400〜2,200(季節により変動)
2〜3時間
花好き・写真好き・カップル・家族
藤の見頃は4月下旬〜5月上旬、イルミネーションは10月下旬〜2月中旬
国営昭和記念公園(東京都)
立川市にある広大な国営公園で、東京ドーム約40個分の敷地に四季折々の花が咲き誇ります。春のチューリップ畑、秋のコスモス畑、イチョウ並木の黄金のトンネルは、毎年多くの人がカメラを構える人気の光景です。レンタサイクルで園内を巡れば、一日中飽きることなく過ごせます。子どもが遊べる大型遊具やバーベキュー施設もあり、家族連れにも最適です。
東京ドーム40個分の花と緑の楽園
都市型大規模公園
JR青梅線「西立川駅」から徒歩2分
¥450(入園料)+レンタサイクル等
3時間〜1日
家族・ピクニック・写真好き
11月のイチョウ並木と春のチューリップが二大人気シーズンです
日原鍾乳洞(東京都)
東京都内にこんな場所があるのかと驚く方が多い、奥多摩の鍾乳洞です。洞内は年間を通じて約11℃に保たれているため、特に真夏の避暑スポットとして人気があります。約800mの見学コースでは、何万年もかけて形成された神秘的な鍾乳石を間近に見ることができます。ライトアップされた洞内は幻想的な雰囲気で、自然の造形美に圧倒されます。
年間11℃の天然クーラー地下世界
天然鍾乳洞・避暑スポット
JR青梅線「奥多摩駅」からバス約35分
¥900(入場料大人)
見学約40分+移動時間
冒険好き・夏の避暑・雨の日OK
夏場は上着を持参してください。洞内は真夏でも肌寒いです
温泉とリラクゼーションの電車旅スポット

日帰り温泉は、電車旅の醍醐味の一つです。帰りの電車では温泉でほぐれた体でうとうとする、あの幸福感はたまりません。
箱根湯本(神奈川県)
関東で最もアクセスしやすい温泉地の一つが箱根湯本です。新宿からロマンスカーで約85分、駅を降りればすぐに温泉街が広がっています。日帰り入浴ができる施設が多数あり、駅前の商店街では温泉まんじゅうや干物などの食べ歩きも楽しめます。箱根登山鉄道やロープウェイを乗り継いで、大涌谷まで足を延ばすのもおすすめです。
新宿から85分で到着する関東屈指の温泉郷
温泉・観光複合スポット
箱根登山鉄道「箱根湯本駅」下車すぐ
¥1,500〜4,000(日帰り入浴+食事)
半日〜1日
温泉好き・カップル・大人の一人旅
紅葉の11月と新緑の5月が特に美しいシーズンです
箱根と合わせて近隣の温泉も楽しみたい方は、湯河原惣湯もチェックしてみてください。箱根とはまた違った趣のある温泉体験ができます。
鬼怒川温泉(栃木県)
鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが立ち並ぶ、関東を代表する温泉地です。渓谷美を眺めながらの露天風呂は格別で、日帰りプランを用意している施設も多くあります。東武ワールドスクウェアや日光江戸村など周辺のテーマパークと組み合わせれば、一日中楽しめるプランが組めます。浅草から特急スペーシアで約2時間というアクセスの良さも魅力です。
渓谷美と温泉を同時に楽しめる関東の奥座敷
温泉・渓谷スポット
東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」下車すぐ
¥1,000〜5,000(日帰り入浴+食事)
半日〜1日
温泉好き・家族旅行・グループ旅
日光方面と組み合わせた1泊2日プランも人気です
鬼怒川温泉から足を延ばせば日光エリアにもアクセスできます。日光観光モデルコースを参考にすれば、温泉と世界遺産を組み合わせた充実の旅が実現します。
体験とグルメを楽しむ電車旅スポット

見るだけでなく「体験する」楽しさがある場所は、特に記憶に残りやすいものです。ここでは、ユニークな体験やご当地グルメが楽しめるスポットを紹介します。
鉄道博物館(埼玉県)
日本最大級の鉄道博物館は、鉄道ファンはもちろん、そうでない方も十分に楽しめるスポットです。実物の車両が36両も展示されており、運転シミュレータやミニ運転列車など、実際に「動かす」体験ができるのが最大の魅力。館内のレストランでは駅弁スタイルのランチも楽しめます。駅直結なので、雨の日でも安心して楽しめる貴重なスポットです。
日本最大級の鉄道ミュージアムで運転体験
体験型ミュージアム
ニューシャトル「鉄道博物館駅」直結
¥1,330(大人入館料)
3〜5時間
家族・鉄道好き・雨の日
平日午前中は比較的空いていて、シミュレータの待ち時間も短めです
秩父・長瀞(埼玉県)
秩父は、B級グルメの「みそポテト」や「わらじカツ丼」など、ご当地グルメの宝庫です。西武秩父駅前の「祭の湯」では温泉と食事を一度に楽しめます。さらに秩父鉄道で約20分の長瀞まで足を延ばせば、荒川のライン下りやかき氷の名店巡りも楽しめます。秩父と長瀞を組み合わせれば、グルメ・自然・体験のすべてが揃った充実の一日になります。
B級グルメとライン下りの冒険エリア
グルメ・自然体験複合スポット
西武秩父線「西武秩父駅」下車すぐ
¥3,000〜6,000(食事・体験含む)
1日(秩父+長瀞)
グルメ好き・アクティブ派・友人グループ
夏のかき氷と秋の紅葉ライン下りが二大人気シーズンです
横浜中華街(神奈川県)
日本最大の中華街で、約600店舗がひしめく食の楽園です。小籠包、北京ダック、タピオカなど、歩くだけでお腹が鳴る街。食べ放題の店も多数あり、予算に合わせた楽しみ方ができます。占いの館や中国雑貨のお店も多く、食べ歩き以外の楽しみも充実しています。みなとみらいエリアと合わせて回れば、一日中飽きることがありません。
約600店舗が集結する日本最大の中華街
グルメ・食べ歩きスポット
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩1分
¥1,500〜5,000(食べ歩き〜食べ放題)
2〜4時間
グルメ好き・女子旅・デート
春節(2月頃)と国慶節(10月頃)は華やかなイベントが開催されます
那珂湊おさかな市場(茨城県)
太平洋に面した那珂湊漁港に隣接する、新鮮な海産物の市場です。水揚げされたばかりの魚介を使った海鮮丼や、その場で焼いて食べられる浜焼きが人気。市場ならではの活気ある雰囲気の中で、リーズナブルに新鮮な海の幸を堪能できます。近くのアクアワールド大洗水族館と組み合わせるのもおすすめです。
水揚げ直後の海鮮をその場で味わう港町
海鮮グルメ・市場スポット
ひたちなか海浜鉄道「那珂湊駅」から徒歩約10分
¥1,500〜3,000(海鮮丼・浜焼き)
1〜2時間
海鮮好き・家族・グループ
午前中の早い時間帯が最も新鮮な魚介に出会えます
テーマパークとユニークスポット
「いつもと違う体験がしたい」という方にぴったりの、個性的なスポットを集めました。
ムーミンバレーパーク(埼玉県)
飯能市のメッツァビレッジ内にある、ムーミンの世界観を再現したテーマパークです。北欧の雰囲気が漂う湖畔のエリアは、まるでフィンランドに来たかのような非日常感があります。ムーミン屋敷の内部見学やジップラインなどのアトラクションに加え、北欧雑貨のショッピングも楽しめます。
湖畔に広がるムーミンの世界
テーマパーク・北欧体験スポット
西武池袋線「飯能駅」からバス約13分
¥3,600(大人入園料)
3〜5時間
女子旅・カップル・ムーミンファン
冬のイルミネーションと秋の紅葉シーズンが特にフォトジェニックです
月夜野びーどろパーク(群馬県)
ガラスをテーマにした体験型施設で、吹きガラスやサンドブラストなど、自分だけのオリジナルガラス作品を作ることができます。ガラス工場の見学もでき、職人の技を間近で見られるのは貴重な体験です。世界中のガラス作品が展示されたギャラリーもあり、見て・作って・買って楽しめるスポットです。
オリジナルガラス作品を手作りできる工房
ガラス体験テーマパーク
JR上越線「上牧駅」からタクシー約10分