奈良県の人気観光スポットといえば、可愛い鹿を見ることができる奈良公園が大人から子どもまで楽しむことができる
そんな奈良公園にいる鹿は、公園内で飼われているのか?または、自然の中で生きている鹿たちが奈良公園に出てきているのでしょうか?
ここでは、そんな奈良公園で見ることができる鹿たちの生活について解説していきたいと思います。
また奈良公園に観光目的で訪れた際、鹿たちと正しい方法で触れ合って可愛らしい鹿たちに癒されてしまいましょう!
奈良公園に鹿はなぜいる?
奈良公園にいる鹿はただの鹿として生活している訳ではなく、公園内にある春日大社の神の使いであるとされています。
そのため、ここで生活している鹿たちは昔から手厚く保護されており、過去にはその鹿を殺してしまうと厳しい刑罰を受けました。
過去に実際に起こった例として、誤って鹿を殺してしまった子どもが、その鹿の死骸と共に生き埋めになってしまったとして、未だに奈良公園内に残されてます。
もともとは、奈良公園にいる鹿たちは、野生動物として生息しており、その数は今現在1,200頭以上生息しているとされ、既に国の天然記念物にも指定されています。
毎年200頭近くの子鹿が生まれ、地元住民から非常に愛されている奈良公園のマスコット的な存在として生息しています。
自然動物と、人間の生きる社会と共存している鹿は貴重な存在なので、丁寧に扱いましょう。
奈良公園の鹿たちと触れ合うためには
奈良公園で生息している鹿たちと触れ合える方法があります。
いたるところに、鹿たちに食べ物を与えないでくださいという看板や張り紙を見ることができますが、例外として鹿専用に販売されている「鹿せんべい」がありますので、それを購入して与えることができます。
鹿たちは、普段奈良公園内や、その周辺に生えている葉っぱや、芝、ドングリなどを主食として食べており、人間の食べ物は食べません。
人間の食べ物を与えてしまうと、鹿の病気につながったり、人間と鹿の関係性が崩れて事故になってしまう可能性もありますので、絶対に与えないようにしましょう。
現地で販売されている鹿せんべいは、鹿の事を安全に考えて江戸時代から存在しているものです。
私たちが購入した鹿せんべいの売り上げの一部が鹿保全の費用にあてられますので、鹿の保護と観光促進のために一度購入してみてもいいかもしれませんね。
ルールを守って可愛らしい鹿たちを見ながら奈良公園を楽しみましょう。